BOC政策金利の発表があり、ハト派よりの発言にも関わらず、限定的な落下を見せたカナダドル円ですが、その背景には、米金利利上げの鈍化が浮上してきた事が、米ドル売りを誘い、カナダドル買いになっているのが現状です。
それでは、短期的なカナダドル円の見通しを、テクニカル分析を中心に解説していきます。
もくじ
はじめに
月収なんとか20万をキープしている6年目の凡人トレーダーほび太がお届けする、4時間足と1時間足を使った短期トレード予想ブログ。
単純に、ポイントだけを押さえたテクニカル分析を公表しているので、シンプルに分かりやすい情報ブログになっています。
毎日更新しているので覗いてみて下さいね。
カナダドル円 短期的な見通し
(ファンダメンタルズ分析)
(テクニカル分析)
BOC政策金利(カナダ政策金利)
昨日発表されたBOC政策金利は、50bp引き上げの3.75%の金利を発表。市場が予想した75bpを下回った事でカナダドル売りとなりましたが、その後は戻る展開に。内容は以下の通り
提供先 ロイター
- 現在の積極的な利上げは終了に近づきつつあるが、まだ完全に終了するには至っていない
- 金融政策がいかに需要減速で効果を発揮しているか、供給面での課題がどのように解決されているか、インフレとインフレ期待がどのように反応しているかに左右される。
- 金利がさらに上昇する必要があると予想している
- 通常より大幅な追加利上げとなる可能性も、より通常な利上げ幅とされる25bpにシフトする可能性もある。
つまり、今の金利状況がどの程度効果を発揮しているのかを見る為、過剰な利上げを緩和しながら様子を見るとの事です。その事から、今後は25bpづつ引き上げる可能性があるとしています。
ただ、現在ターミナルレート(政策金利の最終到達水準)に近づいている可能性もあるみたいなので、実際は25bpを引き上げながらも、ある月では、現状維持する可能性もあるという見方みたいですね。
米金利利上げ鈍化
(前回) (予想) (結果)
- 米PMI 52% 51.1% 49.9
この結果に市場では、米金利利上げの効果が出てきたので、この辺で利上げを鈍化するのではないかと期待が広がっているみたいです。この事から、少しづつ米ドルの利益確定売りが出ていますね。
そうなった場合、今後米ドル売り/カナダドル買い、それとも円買いが強くなり、カナダドル円の落下に繋がるかを見極めていく必要があります。
経済指標
来週の経済指標に注目しましょう。
(前回) (予想)
- 11/1 米ISM 50.9% 49.6%
- 11/2 米ADP 20.8
- 11/3 米FOMC 3.25% 4%
- 米ISM非 56.7% 55.9%
- 11/4 米雇用統計
(雇用者数) 26.3 15
(失業率) 3.5% 3.6%
(雇用者数) 2.11
- 11/4 カナダ雇用統計
(失業率) 5.2%
かなり重要な経済指標が並びますので、注意していきましょう。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからはテクニカル分析で解説します。
カナダドル円 4時間足
現在4時間足は、エリオット波動B波のアップトレンドを予想。アップトレンドラインから外れるまでは上昇傾向にあります。ただし、110円付近のレジスタンスラインを上回らない予想です。
仮に、アップトレンドラインから外れた場合は、チャネルラインから外れる事が、エリオット波動C波になる条件です。もしアップトレンドラインから外れた場合は、105円のサポートラインまで落下する予想でいます。
ただ、来週の経済指標次第で、流れが変わってくる可能性もあるので注意して下さい。
カナダドル円 1時間足
現在1時間足は、エリオット波動4波のダウントレンド、もしくはエリオット波動B波のダウントレンドを予想。
エリオット波動4波だった場合は、ダウントレンドラインを将来的に上回る予想で、アップトレンドラインに沿って上昇するか、107円のサポートラインに支えられて上昇するかの2択になります。
エリオット波動B波だった場合は、ダウントレンドラインに沿って落下し、将来的には、107円のサポートラインを下回る予想をしたいと思います。
では、ありがとうございました。