FOMCを材料視した米ドル買いが一服し、今週は、再度パウエル議長が発言する議会証言に注目を集めましたね。
その発言を予想していたのか、月曜日の夜からクロス円が買い戻しの動きに!
- 今後の政策内容が分かりづらい。
- 上昇?それとも落下?
- 短期的なテーマはある?
以上の疑問を含め、短期的な豪ドル円相場を、4時間足と1時間足を使ったテクニカル分析を中心に解説していきます。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 かなり初心者向けに書いている短期的なトレード情報ブログを是非参考にしていただければと思っています。
豪ドル円 短期的な見通し
(短期的な方向)
- 日足は引き続き下目線
- 4時間足は、現在ABC波の買い戻しの調整上昇から波動はニュートラルの状態。
- 今後は調整の上昇が一服後、次の方向を探る展開に。
(短期的なテーマ)
- 短期的には材料不足の為、方向感覚がなくなってくると予想。
- ただし、今後の米経済指標の改善が見られた場合は、米ドル買いに発展。
- それまでは米ドル売りが少し優勢のように感じています。
パウエル議長議会証言
今日の深夜3時に、パウエル議長の議会証言がありました。内容は以下の通り
- FRBは予防的に利上げをしない。
- 利上げは、実際のインフレが尚上昇するのを待つ。
- インフレ要因は、いずれ後退。
- もしインフレ率が高すぎたら対応。
- 5%のインフレは容認できない。
先日のFOMCでも同じ事が言えますが、あくまでも直近のインフレを見て、テーパリングを実施するのではないかという市場の勝手な判断であって、実際は今後の米経済指標の進展継続が、テーパリング・金利利上げを実施する要因となるので、現時点では米ドル買いになりにくいという感じで見ています。
そうだなぁ〜、米経済指標が良好になった事を前提に、7月後半から米ドル買いの流れになるのかなぁという感じで見ています。
豪国内のコロナ感染状況
今週、オーストラリア国内においてコロナ感染者が続出。どうやらニュージーランドからの渡航者から出てきたようです。
この報道で、豪ドルドルの上昇が鈍いようですね。
豪経済状況
まずは、今月発表された豪雇用統計です。
(前回) (結果)
豪雇用統計 (雇用者数) -3.06 11.5
(失業率) 5.5 5.1
前回よりも遥かに上回った結果となりましたが、ロウ総裁は引き続きハト派的な発言。以下
- 債券買い入れ終了は時期尚早。
- 2024年に利上げシナリオも有るが、利上げしない可能性もある。
- 経済は、まだ回復段階。
という事で、7月に発表される豪政策金利に注目していきましょう。もしかしたら、タカ派の発言に変更されるかもしれません。
ファンダメンルズ分析 まとめ
分かっているとは思いますが、米ドルは世界の通貨であり、いくら豪経済が良くてもアメリカ経済が復活した場合、米ドルの勢いには勝てないでしょう。
つまり、米ドルが優先されますので、そのつもりで、今後の相場を見ていきましょう。
豪ドル円 テクニカル分析
ファンダメンルズ分析が長くなりましたが、ここからは、4時間足と1時間足を使った、テクニカル分析で解説します。
豪ドル円 4時間足
現在4時間足は、ABC波後の強烈な買い戻しで、波動はここから4波の動きになるか、もしくは、84円のレジスタンスラインに反発され、落下するかのどちらか。
どちらにしても落下目線です。
豪ドル円 1時間足
現在1時間足はABC波の上昇で、波動もニュートラルの状態。84円付近のレジスタンスラインに注目していきましょう。
まとめ
とにかく、7月に発表される重要米経済指標に注目していきましょう。
では、ありがとうございました。