この記事では、カナダドル円相場の予想を、4時間・1時間足を使ったテクニカル分析をメインに、ファンダメンタルズ分析も少しだけ取り入れて、短期的に解説していきます。
又、初心者トレーダーの為に、かなり噛み砕いて解説しているので、是非参考にしてみてください。
もくじ
はじめに
このブログは、5年目のトレーダーが勝ち始めて2年しか経っていませんが、それでも年間500pipsを維持している為、ある程度、信頼性のある記事だと思っています。 かなり初心者向けに書いている短期的なトレード情報ブログを是非参考にしていただければと思っています。
カナダドル円 ファンダメンタルズ分析
原油
カナダドルといえば、原油相場の影響を大きく受ける資源国通貨として知られています。資源国通貨と言っても、豪ドル・ NZドル通貨も存在しますが、カナダドルだけ原油相場の影響を受けやすいという事だけを覚えて欲しいと思います。
さて、その原油ですが、現在スエズ運河の座礁船の影響や欧州のロックダウンの影響で、原油相場が落下しています。
欧州のロックダウンで、原油相場が落下した理由については、単純に原油需要が減った事により、原油価格が落ち込んだ事が原因です。
その原油価格をなんとか上昇させようとバランスをとっているのが、サウジアラビアを中心とした原油生産加盟国のOPECと、原油生産非加盟国のOPECプラスです。
この加盟国と非加盟国で、原油需要が減れば、減産させて価格の落下を防ぐという工夫をしています。(もちろんその逆もあります。)
今週はその会合が開かれ、現在、欧州のロックダウンの影響で、原油需要の落ち込みを回避するために、減産するかしないかについて話し合われ、今日減産する事が可決され、原油相場が上昇しました。
もし減産されなければ、必要のない原油がどんどん増えるので、原油価値がなくなると同時に、原油相場も落下するでしょう。
原油の落下には、いくつかありますが、その時になればまたブログで書いていきます。
カナダドル円の上昇理由
原油相場が落下したと言っても、基本は各通貨ペアとの強弱が優先されます。
今回の上昇については、間違いなくドル円の影響を受けているでしょう。では何故ドル円が上昇しているかですが、バイデン大統領によりインフラ目的の4兆ドル規模の経済対策による期待と、アメリカ経済の急激な回復を示唆した発言がドル円を上昇させたのが要因です。
もっと簡単に言えば、これから経済が回復する米ドルを買う為に円を売っているという感じです。
因みに、本日バイデン大統領の4兆ドル規模の経済対策の発表になるので、その期待から円売りが強まるとみています。
ただし、バイデン政権の唯一のネガティブ材料の増税の話が出るかもしれないので、同時に少しだけ注意していきましょう。
経済指標に期待
アメリカの経済回復を表面化する経済指標に注目していきましょう。
残念ながら、雇用統計の前兆とも言えるADP雇用者数の結果は予想を下回る結果に終わってしまいましたので、今回雇用統計の予想が前回よりも改善されているとしても、警戒される可能性がある為、短期的な落下に注意したいですね。一応重要経済だけを書いときます。
(経済指標)
- 4/1 米ISM製造業指数
- 4/2 米雇用統計
- 4/5 米ISM非製造業指数
今日カナダGDPの結果が良好だった為、カナダ経済も段々回復しきている為、引き続きカナダドル円の上昇に期待できそうです。
カナダドル円 テクニカル分析
ここからは、テクニカル分析で解説していきます。
もう一度、上記のファンダメンタルズ分析を簡単にまとめます。
以上3つのカナダドル円の上昇期待から、上目線で、テクニカル分析を解説します。
カナダドル円 4時間足
現在4時間足はエリオット波動3波を予想。アップトレンドラインに沿ってトレードしてください。
また基本的には、チャネルライン内で動いているので、この範囲内でのトレードをオススメします。
カナダドル円 1時間足
現在1時間足はエリオット波動5波を予想。1番目のアップトレンドラインから外れ次第、5波終了と思って下さい。
その後の調整落下のABC波後の押し目で狙いたいのは2番目のアップトレンドライン、もしくは3番目のアップトレンドラインですね!
まとめ
いかがだったでしょうか!
カナダドル円は、基本はドル円と同じ動きをする為、現状は上昇目線で良いと思います。
ただ上記でも説明した通り、原油相場が絡めば、ドル円と真逆に動いたりするので、注意も必要です。
また、テクニカル分析では、チャネルラインを引く事により、見やすいチャートになります。是非試して下さい。
では、ありがとうございました。